母はアイルランド産で、英愛で19戦4勝、重賞勝ちはないが準重賞勝ちはある。当馬は、98年のセレクトセールで1億3000万円で落札された高馬。 兄エアスマップが当時条件戦で堅実に賞金を稼いでいて(後に当馬が3歳の時にオールカマー制覇)、父がSunday Silenceに変わって期待されての評価だろう。 ドイツ牝系Sラインの出で、近親にはビワハイジ、*Stuyvesant、Slip Anchor。

小島太厩舎所属。デビュー戦は3歳になっての1月末(1回東京1日目)で、元々登録したものの除外だったのが、降雪中止、出馬再投票でデビューを果たした。 の新馬戦はトレジャーの3着だったが、2戦目の新馬戦で勝ちあがっている。 3戦目は果敢に弥生賞に挑戦したが、馬体重マイナス20キロ、鉄板評価だったアグネスタキオンから7馬身+アタマ差の4着だった(掲示板が5着まで*Sunday Silence産駒独占。 アグネスタキオン、ボーンキング、ミスキャスト、当馬、ダイイチダンヒル)。この次は阪神競馬場の500万特別アザレア賞に出走したが、前走から更に16キロ減で11着惨敗だった。

4ヶ月ほど放牧などで馬体回復に努めたのか、8月の札幌の500万特別富良野特別(2600m)では46キロ増で出走、見事に勝利を収めた。 同じく2600mの1000万下阿寒湖特別でも内をつく勝利を飾り、セントライト記念に出走したものの、騎手のせいか、4着に敗れてしまった。 これで人気を落として菊花賞に臨んだのだが、札幌2600m戦を古馬相手に条件戦とはいえ連勝したことが評価されて、穴人気(6番人気)となっていた。 レースでは超スローペースの中を中段に位置し、「マイネルデスポットが逃げ切ってしまうぞ~(馬場アナ)」という中を最後に差しきって、重賞初制覇をG1勝ちとした。 尤もジャングルポケットの仕掛けの遅さと外へのぶん回しが槍玉に上がったレースだった。

疲れが出たとかで一旦はこの年のレースをやめて山元トレセンに調整に出されたが、思ったよりも疲れがなかったようで、この年最後に有馬記念に出走 となった。 テイエムオペラオー、*メイショウドトウが人気となり、当馬はそれに次ぐ評価。 テイエムオペラオーは全盛期の勢いがなく、当馬はスローペースの中を中団で折り合って、上がり33.9の脚で1馬身半突き抜けて優勝した。

2001年米国同時多発テロ事件のサイン馬券のような、マンハッタン-*アメリカンボス馬券が話題となった(因みにアメリカンボスは2番手から明らかに前残り。 3着は逃げていたトゥザヴィクトリー)4歳時は初戦に日経賞を選んだが(単勝1.2倍)、小雨の中、8頭立ての5番手から直線外に持ち出して、やって来るかと思いつつさっぱりの手ごたえで6着に敗れた。 天皇賞ではナリタトップロードの2番人気となったが、スローの中を先行して直線粘りこみを図ろうとするナリタトップロードを差しきると、外からのジャングルポケットの追い込みを首差封じて勝った。

この後、ジャングルポケットが怪我で海外遠征の話を白紙にすると、8月にそれまで国内専念、目標JCとしていた当馬が凱旋門賞に挑戦を表明、フォワ賞 から狙うという話だった。 月4日に出国すると、ろくに追いきりもしない調整過程、明らかに叩き良化型の当馬なのに前哨戦を使わずぶっつけと、よく分からない調整が続いた。 本番の凱旋門賞ではいいところが全くなく、*Marienbardの13着と惨敗した。レース中に左前脚の膝の裏を故障したというが(屈腱炎?)。これが原因で引退、種牡馬入りとなった。

凱旋門賞と小島太といえばサクラローレルだが(前哨戦フォワ賞)、このときも引退に追い込まれる故障を発症している。有馬記念の日に引退式。 2002年、当馬の他に古馬に傑出した馬がおらず、最優秀古馬牡馬(秋のG1レースは、3歳馬*シンボリクリスエスがさらっていった。 宝塚記念馬ダンツフレームは、あまりにだらしない負けが多すぎ)。種牡馬シンジケート価格は1750万円を60株の10億5000万円。手綱は、アザレア賞とセントライト記念以外は蛯名正義騎手が取った。

マンハッタンカフェ産駒の特徴

父に似ずスピードを生かすタイプがいたりとバラエティ色のあるサンデーサイレンス系種牡馬として活躍しているマンハッタンカフェ。 もちろんエリザベス女王杯を勝ったクイーンズリングや天皇賞(春)を勝ったヒルノダムールなど長距離タイプも存在している。 ノーザンダンサー系の繁殖牝馬と相性が良く活躍馬を見ても上位を占めている。この特徴を知っておくと一口馬主で効率の良い出資も可能になりそうだ。 どちらかと言えば牡馬の方が活躍しているが賞金トップは牝馬と性別を問わない活躍を期待できる。 特に関西厩舎での活躍が多いため、その傾向を踏まえておくと馬券にも生かすことができるだろう。

マンハッタンカフェ産駒は、 父と同じくスローで決め手を発揮する馬が多い。この為、新馬戦では強い競馬を見せることが多いが、クラスが上がると苦しみ出すパターンが見られる。

マンハッタンカフェ血統

競走馬名:マンハッタンカフェ

血統:父サンデーサイレンス 母サトルチェンジ(ローソサエティ)

父のサンデーサイレンスは、日本で活躍し数々のG1馬を産み出した大種牡馬。
3冠馬ディープインパクトを送り出し名声を不動のものとした。

母はローソサエティ産駒のサトルチェンジ。

G1勝ちはボチボチと送り出すものの大物とまではいかず歯がゆい産駒が多い。 どちらかと言えば牝馬の方が活躍が目立っている。今後のクラシックホース出現に期待して見守りたい。 後継種牡馬になりそうなジョーカプチーノは種付け頭数が少なく大物は期待しづらいところ。 将来的にマンハッタンカフェ系として血統をつないでいくことは難しくなりつつある。

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